2015年5月31日日曜日

Day92-月山ファイナル

こんにちわCAPです。いよいよこの日が来ました。2014-15シーズンの滑り納め。残念ながら92日目の滑走となり100日行き着きませんでしたが、新緑が眩しい月山に参りました。

駐車場ほぼ満車状態。この時期でも皆さん好き者ですね。今回は予てからトライしたかった山頂でBBQしましょう企画❗️東京からO川さんも駆けつけて、道具とBBQセット&材料&飲み物を背負っていざ出陣♬

毎年この時期に来ていますが、今年はいつになく雪が少ないようです。5月入ってからもずっと暑い日が続いてますもんね。でもそのかわりに見て下さい!この青空と緑のコントラスト。そしてコブ斜面天国のこの時期はスキーヤーの割合が90%以上と、驚異的な「スキー場」に変身していました。
う〜ん、初夏っぽい。幸いにも空はblue bird。しかも綺麗な青。サングラス越しに見えるその風景は眩いばかりの新緑。なんだか目がよくなる気がします。CAPの視力(両目とも裸眼0.1)も向上するのであれば、いくらでも見ます。
完全オフィスワーカーのO川さん尻目に姥が岳山頂でBBQのセッティングに勤しむCAP。卓上コンロ式のBBQキットを持参したのですが、これがなかなか曲者。山頂付近は風が強くて炭にしっかりと火が入りません。O川さんが先走り、網に肉をどやっと載せた瞬間。灯火は絶えてしまいました。。。OMG。。。(O川さんの名誉のためにも追記すると、本当に風が強かったです)
正直、下りは軽い荷物で降りれると思っていますたが、完全に目論見が外れました。全く消費してない食材と火が鎮火してない炭版を背中に背負って、ほんのりと熱を発するザックを気にしながらコブ斜面を滑り降ります。お〜〜〜NO!クーラーBOXが振り子の作用でブルンブルンと体を振り回してくれます。
下まで下ってきたら、脚はつりそう。背中はあちち。カチカチ山のたぬきさん状態です。しかし改めて斜面を見上げるとこりゃスノーボーダーがいない理由もわかります。スキーヤーにとってはコブ天国です。が、スノーボーダーにはまさにコブhell(地獄)。CAPの肩くらいまであるようなコブを見れば、完全KOです。
悔しいので駐車場でセッティングし直してBBQをスタートします。まあー色々と失敗がありましたが、今シーズンの最後を締めくくる楽しい土曜日となりました。しかし!BBQコンロは簡易的なものではなく、しっかりとしたものじゃないとダメですね。。。火力が弱くて肉がすぐには焼けない(笑)来期に向けてしっかりと反省をいたしました。火に強いカセットコンロとジンギスカン用鉄板を持参すれば良いのだと。。。でも山頂まで荷上げは重いな。。。
14-15シーズンも大きな怪我もなく、BURTONのブーツの浸水性に悩ませながらも何とか終了しました。もう少し滑りたかった❗️100日は達成したかった❗️と思いつつ、本当に楽しいシーズンでした。北海道へもシーズン4回も足を運べましたし(→3月トマムキャット撮影)、念願の立山にも(→5月立山)行けましたし、いいでしょ!そして最大の収穫はSNOW SURFカルチャーを勝手にウイスラープレゼンしてきたことでしょう。(→4月ウイスラー)

素敵な体験をさせてもらったスノーボードに今年も感謝。

CAP

2015年5月18日月曜日

air race

こんにちわCAPです。無類の飛行機好きのCAPにとってRedbull air raceはまさに願ったりのイベント。だって1964年から開催されてるリノエアーレースを観戦にネバダ州まで行ってた訳ですから…
だからこそ今回は京成電車で行けるなんて夢のようなお話。レッドブルの営業マンからのご厚意を勿論二つ返事で受けたのは言うまでもありません。やった‼️
会場入口は大勢の人…人…人。エアーレースのルールもさほど知らない方にとってこのイベントはお祭りな訳ですな。いやこれはこれでいいですよ。しかもご家族連れの方が思いの外多く、最近日本のパイロット不足をこれで解決できるかもね?って。私、小学生の頃の将来の夢はまさしくパイロット。今も虎視眈々と狙っています(笑)
リノエアーレースはパイロンレースと言われていまして、レッドブルのもパイロンが鎮座しています。しかし本家は複数台のレースですが、こちらは1vs1のタイマンタイムトライアル。そうだ、リノエアーレースはオーバル(楕円形)のコースをグルグルだったな。こっちは複雑なコース。際どいラインは見ものです。
ひゃーーー。公称6万人以上。幕張海浜公園は人の嵐。えーーっと159㎝のCAPはみえましゃ〜ん。立ち入り禁止の丘の上を拝借して見物。レースが開始されると皆んなiPhoneで動画撮りまくり!誰か肩車してー。
声がでない…。開いた口がふさがらない…。そして唯一の日本人である室屋選手が最速ラップを叩き出した時には目頭が熱くなった…。何だ??この感覚。正直、限界で攻めているパイロットが身近に感じられる。大袈裟じゃなくて緻密な計算のもとのコントロールを肌で感じる。だから鳥肌が立ちっぱなし。こりゃ凄いレース。というかイベントに来たもんだ。
その場で居合わせた99%以上の方がエアーレース自体初めての経験だったと思います。しかしおそらくほとんどの方がその興奮と感動を感じたのではないでしょうか?イベントの本来の趣旨を今一度確認出来たよい経験でありました。

来年も開催されそうな(全く分かりませんが)気配だったので、是非行きたいです。が…何かの間違いで同乗体験が抽選で当たっても多分辞退します(._.)実はCAP…ジェットコースター系が苦手でして直ぐに気持ち悪くなる。車載カメラの映像見てただけで目が回ってたので…。パイロットの皆さん。尊敬いたします。

CAP

2015年5月14日木曜日

film crust

こんにちはCAPです。あーーー滑りっちぃ。でもサーフィンもしたい。よく分からない悶々とした日々を過ごしながら来期の仕込みをしております。
フィルムクラスト…。キラキラ輝く春の風物詩。クラストとはやわらかい雪の表面だけにできた硬い殻のようになることを言います。太陽などの熱で一度溶けた雪が表面だけ再び凍ってできた薄いものをフィルムクラスト。と呼ばれます。このフィルムクラスト。凄い気持ちいいんです❤️これがまた♬
powderのそれとはまた質量をしっかり感じられる雪。より抵抗を感じらるのでまるでそれは水の中を動き回るサーフィンのような乗りごごちなのです。しかし残念ながら黄砂の影響などで日本の春雪は汚れ易い。ならば地球儀を廻して綺麗な場所を探しましょう‼️
Mt.Tate...。その昔サーフカルチャー雑誌であるBLUEの特集号に組まれていた山の名前。玉井太朗さんが完璧なコーンスノーを探すという内容。太朗さん曰く南半球は他大陸から離れている影響で綺麗な雪が残る。当時マニアックな話だなぁと思っていましたが、今まさに自分にとってドンピシャ。
シドニーから車で6時間。オーストラリアの首都キャンベラからなら2時間半。ペリシャーブルーの奥地にその山はありました。世界で一番綺麗なフィルムクラストがあるかもしれないエリア。しかも、BLUE曰くオーストラリアに始めてSNOWSURFが持ち込まれた由緒ある場所と…gentemstickにも多大な影響を及ぼしたドミトリアミロビッチDimtrije Milovich が1970年代作り上げた「WINTERSTICK」、フレックスフィン、大きく2つに分かれているビッグフィッシュテールなどいまもその流れを受け継ぐ板でその昔滑走したとの事。うーん。こりゃ行くしないんじゃないですか?
調べますと、Mt.Tateのお隣の山もなかなかの雰囲気。アクセス方法は全く分かりませんが、こりゃ決まりでしょ。オーストラリアで始めてSNOWSURFが持ち込まれた場所で、世界有数の透明度を誇る(?)フィルムクラストを滑る。早速相棒であるフォトグラファーDanにメールしなきゃ‼️

春の風物詩だから9月かな?でもサーフボードを持って行きたいな…

CAP

2015年5月12日火曜日

15-16シーズンキックオフ-妄想その1

こんにちわCAPです。あーーーやっぱり難しいです。滑走日数100日は。未だ先日の立山で止まっていましてDay91。今シーズン中の100日達成は南半球に行かない限り不可能になってきました。
若松の自宅マンションから見る飯豊〜磐梯山。そして青空。初夏の緑が本当に綺麗になってきました。今後の予定は5月末のBBQ@月山で滑り納め。う〜ん悔しいですね。こりゃ南半球トリップを敢行するべきなのでしょうか?
そんな夏の前にシコシコと新しいアイデアや商品を実践するための時間が莫大に必要であります。15-16のテーマは「変わらない」今年やった膨大な魅力をそのまま引き継ぎつつうまくブラッシュアップして提供するのが必要です。そんな変わらないテーマの中でも大きく変わりそうなのが猫魔の魅力。そうです。変わらないテーマはアルツのみに適用(?)されていまして、猫魔に関しては「革命」が必要であります。その為に超弾丸大阪へ飛びました。
猫魔の魅力はやはりPOWDERなんですよね。昨年度若干迷走をしてファミリー層へ軸足を置きましたが、やはり猫魔のブランディングはコア層への訴求が大事です。だからこそ今までにないサービスが可能か模索する必要があります。ちょっとしたバックカントリー気分が感じられる?ちょっとしたツアーが楽しめる?昨今BCブームですしやはりここは避けては通れないと思っております。
しかし、スキー場自体で海外やニセコのように「解放エリア」を推進していくのはちと難しい現状があります。であれば、やはり外注会社を入れてPOWDER体験が可能な仕組みを徐々に導入する事が不可欠と考えています。安全上も法律上もクリアする秘策を編み出しました(?)だから来期の猫魔は期待大です。
一方アルツに関しては「MOUNTAIN WAVE」を題材にした各種現在の魅力をブラッシュアップして催行する予定です。まず妄想第1弾として厩CAT+FREERUNの合同企画として「MOUNTAIN SURF」を軸としたシーズン3回ほどのCATツアーを開催する予定です。イメージとしては開催月の前月発売号にそれぞれのテーマを決めまして紙面内特集展開、そのテーマに沿ったセッションが翌月に開催するという流れ。紙面でフムフム。実体験でフムフムが可能な内容です。題して「MOUNTAIN SURF SESSION(仮称)」内容は全く未定ですが(笑)やりますよ。というかやる気満々です。
冬が終わったばかりなのに、もう冬のこと。。。しかし妄想は止まりません。

CAP

2015年5月5日火曜日

Day91-初立山

こんにちわCAPです。磐梯エリアも青々としてきて新緑の季節に突入です。磐梯山の雪もすっかりと消えてなくなりつつあり初夏の装いです。そんな暑さ爆発のGW中に念願の初立山に参ります。今シーズンの集大成❗️ちょっと文章長めですが、それほど興奮体験でした。
信濃大町から扇沢に入っていくと、GW中だけあって車の往来がすごいです。でも空は青空。万が一何かあっても(?)天気が良ければ全て良しでしょ。
お!流石に連休。そりゃ無料駐車場なんて埋まっていますよね。しかしラッキーな事にトロリーバス乗り場からほど近い24時間1,000円の場所をGETいたしました。そそくさと支度を整えいざアルペンルートへ。
扇沢のトロリーバス乗り場。CAP完全に間違っていました。。。我々はマジョリティーだと勝手に思っていましたが、完全なマイノリティー。だれも板を持参している人なんていやしない。怪訝そうな顔をさせる方もいらっしゃって、、、「物好きだなー」的な雰囲気をビンビンに感じます。はい物好きです。
日本国内唯一のトロリーバス。電気の力で走るバス。国外ではトロリーバスが見直されてきていますが、ここ日本では未だ未だ。都バスも一部トロリーにすればよいのに。。。
黒部ダム‼️ダムフリークのCAPは相当興奮します。ダムって人工で造成した最大規模の造形物ですよね。凄い。
トロリーバス→徒歩→ケーブルカー→ロープウェイに搭乗。立山の主峰である雄山から広がる東斜面。うぉーー。ここ滑れるん⁉️調べるとどうやら4月下旬までなら滑走可能との事。雪が少ない今シーズンは既に雨の影響からか、溝が凄い。アルペンルートの本拠地である室堂まであと少し。
きたーーーー‼️室堂から本日のお宿「雷鳥荘」までの途中。真砂岳、富士ノ折立をパシャりします。凄い迫力。雄山からの山崎カール含めて至る所滑れる場所が広がっています。しかしどう見ても相当な急斜面。ハイクが相当シンドそう。。。
 
雷鳥荘は温泉が楽しめます。しかし、この温泉が相当曲者でして、硫黄の匂いがキツすぎる。近くの場所は全て「抹茶アイス」になるほど硫黄が大量散布されていまして、頭がクラクラするほどの匂いが充満しています。CAPは強い硫黄が肌にあまり馴染めず痒くなるので、苦手です。が、、そんな事を言ってられません。先を急ぎます。
眼下に広がる抹茶雪原。直登で35°以上。所々40°ほど。。。もちろんシューは役立たずなのでツボ足+板を雪面に食い込ませながら登ります。シンドい。シンドすぎる。
山頂まであと少し。本日の場所は真砂尾根からの西南斜面を狙います。この雨どい溝(?)の影響をあまり受けない箇所を探していたらその結論になりました。ところによっては膝ほどの深さ。面ツルなら凄い事になりそう。
4時間。途中からはシューで登りましたが、4時間。でもここは山頂じゃないです。
山頂(厳密に言いますと尾根上)までは、そこから15分ほど雪が無い所を登ります。途中「もういいや」って思いましたが、その邪念を拭い去って正解でした。
だって山頂から(しつこいようですが、尾根上)の景色はやはり素晴らしく黒部湖方面も見えます。遠くには劒岳も。格好いい!

出だしの斜度は35°OVERでしたが、雨どい溝も少なく中速で滑り込みます。高速でブィーンって滑ったら相当エクスタシーなんでしょうね。もちろん本日は無理ですが、、、
沢まで下るとご覧のような雨どいが酷くなりました。が満足です。標高差約600m。登り4時間、下り20分。あーーーーもっとすべりっちぃ。でもこれ以上登れません(笑)
CAPが勝手にイメージしていた立山がそこにはありました。急斜面と超オープンワイド。ただ当たり前ですが急斜面を滑るという事は急斜面を登るという事。なるほど、八甲田などとは趣が違う点はここか。。。完全に麻痺しそうな広さのお陰で斜度感覚がなくなりますが、地球の重力は嘘をつきません。

月山→八甲田→立山と春の4大BCの内3つコンプリート。あとは鳥海山だけですな。しかし融雪が早く、いつ行くかを慎重に検討しないと藪漕ぎが待っているだけです。それにしても雄大な立山。自然の素晴らしさを体験しつつブーツも含む全ての用具が硫黄臭でクラクラしています。早く洗わないとエッジが硫化鉄になりそう。。。

お疲れ様でした。。

CAP