2015年5月5日火曜日

Day91-初立山

こんにちわCAPです。磐梯エリアも青々としてきて新緑の季節に突入です。磐梯山の雪もすっかりと消えてなくなりつつあり初夏の装いです。そんな暑さ爆発のGW中に念願の初立山に参ります。今シーズンの集大成❗️ちょっと文章長めですが、それほど興奮体験でした。
信濃大町から扇沢に入っていくと、GW中だけあって車の往来がすごいです。でも空は青空。万が一何かあっても(?)天気が良ければ全て良しでしょ。
お!流石に連休。そりゃ無料駐車場なんて埋まっていますよね。しかしラッキーな事にトロリーバス乗り場からほど近い24時間1,000円の場所をGETいたしました。そそくさと支度を整えいざアルペンルートへ。
扇沢のトロリーバス乗り場。CAP完全に間違っていました。。。我々はマジョリティーだと勝手に思っていましたが、完全なマイノリティー。だれも板を持参している人なんていやしない。怪訝そうな顔をさせる方もいらっしゃって、、、「物好きだなー」的な雰囲気をビンビンに感じます。はい物好きです。
日本国内唯一のトロリーバス。電気の力で走るバス。国外ではトロリーバスが見直されてきていますが、ここ日本では未だ未だ。都バスも一部トロリーにすればよいのに。。。
黒部ダム‼️ダムフリークのCAPは相当興奮します。ダムって人工で造成した最大規模の造形物ですよね。凄い。
トロリーバス→徒歩→ケーブルカー→ロープウェイに搭乗。立山の主峰である雄山から広がる東斜面。うぉーー。ここ滑れるん⁉️調べるとどうやら4月下旬までなら滑走可能との事。雪が少ない今シーズンは既に雨の影響からか、溝が凄い。アルペンルートの本拠地である室堂まであと少し。
きたーーーー‼️室堂から本日のお宿「雷鳥荘」までの途中。真砂岳、富士ノ折立をパシャりします。凄い迫力。雄山からの山崎カール含めて至る所滑れる場所が広がっています。しかしどう見ても相当な急斜面。ハイクが相当シンドそう。。。
 
雷鳥荘は温泉が楽しめます。しかし、この温泉が相当曲者でして、硫黄の匂いがキツすぎる。近くの場所は全て「抹茶アイス」になるほど硫黄が大量散布されていまして、頭がクラクラするほどの匂いが充満しています。CAPは強い硫黄が肌にあまり馴染めず痒くなるので、苦手です。が、、そんな事を言ってられません。先を急ぎます。
眼下に広がる抹茶雪原。直登で35°以上。所々40°ほど。。。もちろんシューは役立たずなのでツボ足+板を雪面に食い込ませながら登ります。シンドい。シンドすぎる。
山頂まであと少し。本日の場所は真砂尾根からの西南斜面を狙います。この雨どい溝(?)の影響をあまり受けない箇所を探していたらその結論になりました。ところによっては膝ほどの深さ。面ツルなら凄い事になりそう。
4時間。途中からはシューで登りましたが、4時間。でもここは山頂じゃないです。
山頂(厳密に言いますと尾根上)までは、そこから15分ほど雪が無い所を登ります。途中「もういいや」って思いましたが、その邪念を拭い去って正解でした。
だって山頂から(しつこいようですが、尾根上)の景色はやはり素晴らしく黒部湖方面も見えます。遠くには劒岳も。格好いい!

出だしの斜度は35°OVERでしたが、雨どい溝も少なく中速で滑り込みます。高速でブィーンって滑ったら相当エクスタシーなんでしょうね。もちろん本日は無理ですが、、、
沢まで下るとご覧のような雨どいが酷くなりました。が満足です。標高差約600m。登り4時間、下り20分。あーーーーもっとすべりっちぃ。でもこれ以上登れません(笑)
CAPが勝手にイメージしていた立山がそこにはありました。急斜面と超オープンワイド。ただ当たり前ですが急斜面を滑るという事は急斜面を登るという事。なるほど、八甲田などとは趣が違う点はここか。。。完全に麻痺しそうな広さのお陰で斜度感覚がなくなりますが、地球の重力は嘘をつきません。

月山→八甲田→立山と春の4大BCの内3つコンプリート。あとは鳥海山だけですな。しかし融雪が早く、いつ行くかを慎重に検討しないと藪漕ぎが待っているだけです。それにしても雄大な立山。自然の素晴らしさを体験しつつブーツも含む全ての用具が硫黄臭でクラクラしています。早く洗わないとエッジが硫化鉄になりそう。。。

お疲れ様でした。。

CAP