2016年4月29日金曜日

厩UMAYAエリアの再定義?

こんにちは。GW突入ですが肌寒い日々。天気もいけてない…。しかしCAPは秘境におりまして、この先圏外生活が続く模様。4月最後のblogは厩エリアの活用方法について…
ご存知の通り旧第3クワッドアクセス出来たエリアを厩UMAYAエリアと呼んでおりまして、クワッド撤去後は3シーズンの間キャットで運行してきました。
しかし、これまたご存知の通り厩エリアはアルツの中でも標高が低いエリアでして、なかなかパウダー環境が整う事は稀であります。キャットサービスはそもそもパウダーを売りにしている訳ですが、週末しか運転してない事から土曜日の朝一が一番美味しく、午後には激しくトラックアウトしてるのが常です。そして気温の変化を敏感に拾ってしまう…つまり完全パウダーで売るには限界を感じてる訳です。
しかし逆に地形という観点で見ると厩エリアはアルツにしては珍しく地形の宝庫であります。写真2コースに代表させるようなまさに「波」がそこにあります。ならばここをしっかりと圧雪したらどうなるでしょうか?サイドも含めて綺麗にしたらまさにヨダレものです。
第2ペア沿いの6コース。ここは毎日綺麗に圧雪が入ってます。しかし、よーーくみると斜面捻じれてるんです。反対にパイプ脇の7コース。こちらも捻じれてる…。そう。斜面の見方次第でフロントorバックサイドの壁が続く訳です。
しかしこれらの素晴らしい地形も圧雪が掛かってないとトラックアウトしたボコボコのバーンになる…。ならばしっかりと毎日2コース含めて圧雪すべきじゃない??降雪の日は勿論圧雪車は入れないでまさに【その時のコンディションに合わせたバーン造り】自然の摂理には敵いません。だからこそ自然のままを受け入れるエリアに出来ないかなと…
2コースの圧雪が掛かった斜面を半ばプライベート気分で滑るなんて相当贅沢です。キャットの定員は10名(2台体制も可能なので最大20名)だけなので、午後の遅い時間になっても面ツル。朝一猫魔ボウルで滑ってから午後から移動なんて新しいアルツの滑り方じゃーないですか!?CAPとこのアイデアの発信元であるアルツ/川場のチューンナップ[BATSUGUN]の境田"Kazy"さんはこのエリアを再開発を進めて参ります!乞うご期待😊😊

CAP

2016年4月25日月曜日

2016初月山

こんにちはCAPです。残雪を探してまず候補に上がるのは山形県月山。会津若松からたった170km/3時間の道程で行ける。隣の山みたいな存在なのに7月まで滑れる。今年もオープンから2週間過ぎてしまいましたがイソイソと北上します🚙💨
雪はやはり少ないですが…いいんです。他と比べる事が出来ない程の量はあります。安定の月山。まだオープンしているスキー場もあるので、本日相当少な目のお客様。今日は月山神社にお参りして今年の山シーズンに感謝しなきゃ🙏
リフトにのったら晴れてきた‼️雪は綺麗ではないですが、雲、雪、青空!このコントラストは何回見ても何回出くわしてもいいもんです。
 
リフト山頂から牛首方面に目を向けると、少ないと言われてもやはりこちらも安定の月山。がっつり雪あります。しかもここ最近雨が少ないからか雨樋の溝もまだまだ小さく、滑りやすそうです。
この広大さが安定の月山。やっぱりいいもんですね。テクテク標高を上げていく矢先…ちょいとトラブルが発生。残念ながら月山神社へのお参りは断念。でも途中のオープンバーンはやっぱり気持ちいいっす😍
最後は姥が岳に登り返し駐車場横まで滑りおります。ふと後ろを見るとコブコブレーンが2つだけ。これからですもんねー成長するのは。来月15日に再び参上予定。聞くところによるとバンクドの大会があるらしい…😎

CAP

2016年4月24日日曜日

Last NEKOMA

こんにちわCAPです。とうとう猫魔の最終日が来てしまいました。思えば今年は2015年12月6日電撃オープン(!?)となりましてご存知の通り表磐梯ならず全国的な雪不足も相まって本当に多くのお客様にお越し頂きました。特に12月は昨年の3倍近いお客様...。本当に凄い年でした。そんな"豪雪猫魔”も春の暖かさには勝てず4月24日をもちましてシーズン終了となりました。
裏磐梯も桜が既に開花🌸こんな暖かい中、雪山は...
雄国第2ペアリフトの山頂駅はご覧のように...
ダルジャンインコースもご覧のように...

いやはや、雪を維持するコース管理には頭が下がります。猫魔コース管理責任者の片桐さん@shin1style 曰く「シーズン中から雪出しと降雪を徹底しいたから何とか今の状況が出来たんですよ...」雪が多く降る厳冬期にも春を見越して対応して頂いたとは...。勿論パークも大盛況で12mキッカー2連という信じられないスペックのパークも維持。こちらも頭が下がります。。。

「首の皮一枚で継続するの日々」もようやく解放(??)とりあえずスタッフの皆様お疲れ様でした。そして今年お越し頂いた全ての方に感謝🙏来年もきっと早くオープン出来ることでしょう😆期待しましょう。

CAP

2016年4月21日木曜日

La Niña

こんにちわCAPです。久しぶりに東京出張。この時期になると朝晩以外の温度は会津若松とさほど変わらない感覚。変わる事と言えば人の多さと山が見えない事...。それは季節問わず言える事ですがやっぱり山がいいですね。さて昨シーズンの記録的な少雪。これって予報されていた事でもありますが、やはり自然。人が英知を絞ったコンピューターやあまり当てにはならないけど代々受け継がれる勘ピューター(笑)の予想以上の暖かさでスキー場ビジネスとして難しい経営判断の連続でした。
しかし気象庁から先週発表された中期予報では昨年度の11月を山にしてエルニーニョの原因となる南米ペルー沖の海水温は低下の一途をたどっているようです。ご存知の通りエルニーニョ発生は世界中に異常気象をもたらし日本には暖冬&少雪と言われています。逆に海水温が下がる状況をLa Niña(ラニーニャ)と言いまして、北米の少雪に繋がると言われています。むむむ...。15-16年度の北米。特に西海岸側では大雪となってと聞いています。しかも過去20年間で一番の波に恵まれたそうです。
   
やりすぎでしょ(汗)これも全てエルニーニョの影響と言われています。
先日トリップに行きましたMt.Roseも記録的な雪で5月8日まで引き続きオープン。しかも来年のシーズンパスと春期間滑れる「春パス」を合計159$で販促しておりました。おいおい1日券89$だから2日行けば元取れるのかよ。酷い価格設定です(笑)しかし!!!!そんなエルニーニョシーズンとはおさらば、時代はLa Niñaに変わっているのです。
気象庁曰く「既に終わってる😇」という事は16-17年度は「少なくても今年よりは雪が安定的に降る」という事は確実そうです。3月に小樽ONZEにてセッションさせて頂いた吉村さん(こちら)曰く「15-16年度(超少雪)と14-15年度(超大雪)が交互に毎年現れながら向こう30年スパンでは確実に雪の量は減っていく傾向」と北海道大学の論文内容を使って説明して頂いたのを脳裏によぎります。凄い‼️勘ピューターじゃない(笑)
もうこの風景をシーズン中に見なくていいのね😌ご存知の通りこちらの写真は1月3日の8コース...。パウダーが思う存分滑れなくてもいい。ただただ雪はもう少し降って欲しい。そんな期待と願いを込めて注意深く気象庁の発表を見ていきましょう。来年は雪が降ります!だけどアルツのオープンは強気でいきません。12月20日頃かな...。

CAP

2016年4月20日水曜日

INB獲得に向けて

こんにちわCAPです。恐らく...あと1週間程度で磐梯山の表面の雪が全てなくなりそうな勢いです。しかしここ最近3日に一度は薄っすらと山頂付近にお湿り程度の降雪があるようです。
よーく目を凝らして見てみると...ほーーんの少しだけ降った形跡が。朝晩結構冷え込む事がありましてその際午前中早い時間帯にはご覧のよう。ただ太陽が昇ってくるとあっという間に消えて無くなりますが...。さて以前のブログでもアップしましたように(こちら)アルツや猫魔も本格的なインバウンズ(INB)獲得に向けて動き出しています。
現地のエージェントに持っていく資料を作成しているのですが、カバーはガイド&CAT運転手である成田俊一郎君。個人的に彼のスタイル好きです😍この日は磐梯山にゴンドラ山頂駅から昇って斜陽の中スプレーをあげて撮影したそうです。
素晴らしい!光の具合と言いターンといいスタイル出ています。左上に見える場所はまさに猫魔ボウル2でして普段我々がゲレンデ側から磐梯山を見ている方向。そこを滑っている訳ですな。う〜〜んいい❤️この日は朝から天候が良かったようですが、アルツに戻ってきたのは相当遅い時間。目の前に見えてまあまあの距離があったようです。(途中道も間違ったようですし...)このパウダーショットをアルツのそれと表記するのは些か疑問?と思われる方もいるかもしれませんが、いいんですよ格好良いから。
という訳で5月19日から31日までAUSヘINB獲得に向けて行きます。少しでもオージーが集客出来るといいのですが...。獲得営業も重要ですが板の長さは何にしようかな(笑)

CAP



2016年4月15日金曜日

-2°C

こんにちはCAPです。ここ何回か強い寒気が南下して山は細かい粒の雪、下界は強風。街の🌸も散り始める会津地方。 寒気の南下とたまたま被って初の南会津にある燧ヶ岳に向かいます。
何ですか!?この冬を彷彿する天気。本日の気温-2°C。春のポカポカ陽気の中汗をカキカキ、ノンビリ登ってゆっくり滑る…というのは儚く散りまして、シーズン中とほぼ同じ出で立ちの服装で準備をいたします。寒い!
燧ヶ岳は東北で最も高い山。標高約2300mとなかなか。ただ本日の天気は常時風速10メートルが吹く続ける生憎の吹雪。山頂アタックは当初から早々諦め名ガイドであり厩CATの主である俊君の提案で途中の熊沢田代まで約400メートル標高差を登り以前教えてもらった沢を滑り降りるコースを選択する事に。
当たり前ですが、標高が上がればとても寒い!しかもこの時期には珍しいまあまあいい雪が積もってる❤️スノーシューから足裏に感じる柔らかい感触はすっかり忘れていたスノーボードを呼び戻すには十分の感覚。ワクワクしてきた!
ガイドチーム紅一点の野々花嬢とアカデミーのスタッフである翔平君。遠くを見るその先には5センチだけ薄っすら積もった斜面が広がります。しかしこれがまた楽しぃんだなぁ。久しぶりのスノーボードにいつもと違うちょっと居心地が悪い感覚がありますが、それも愛嬌。枝に引っ掛けない程度に25°くらいの斜面を滑ります。
途中沢をトラバースしてゆっくりと降りる。そんなゴー☆ジャスな雪でも無いのに凄い高揚感!自然とヒャッホーと声が出る…。2時間登って、滑りはものの30分掛からず。でも何だこの贅沢感。やっぱりスノーボード楽しいっす。
道端はたらの芽がチラホラ。春の陽気にはほど遠い天気だったけど、逆に久しぶりの新雪感覚。あーーー本当、今年は雪が少なかったからパウダー滑られんかったなぁ。でもお天道様のご配慮か微量パウダーで楽しめたDAY83でした。

CAP

2016年4月13日水曜日

今年も未達成確実

こんにちわCAPです。昨日の朝一番の会津若松市内。一昨日の晩から山は猛吹雪で朝起きたら薄っすら白くなっていました。青空が春の霞掛かった感じではなく冬の空っぽく久しぶりに晴れ晴れしない気持ち。でも太陽が当たれば瞬間的に消雪...。
だからこの景色は非常に貴重でした。それにしても今年も悲願(?)の年間滑走日数100日まで未到達が確実となりました。現在82日。この後予定としては3日間だけ。初の80日代で終焉しそうです。何だか先日のMt.Rose(82日目)で全てが終了した気が。今年遣りたかった事全てを出し切った(?)感がありましてもう滑らなくていいやという気持ち。こんな気持ちになったのは久しぶりのような。いつもは消化不良がどこかにあって、もうちょっと滑ろうという気持ちになるのですが今年は違いました。
猫魔に打合せで行っても滑らずに裏磐梯の最奥地にある塩ラーメンを食べてきてしまい…
いよいよ海に繰り出す訳です。半年以上ぶりのロングには身体がついていけない場面もありましたが、来年のスノーモチベーションを上がってくるまでは当面の相棒になります。スノーボードで染み込ませた新しいスタイルを早くショートで試したい...けどその前にパドリング力を回復しない事には始まりません。月末より合宿に出かけます。。。

CAP






2016年4月6日水曜日

SNOW to SEA

こんにちわCAPです。もう時差ボケなんて無いんです。と言いますのも向こうでも時差ボケ気味で変な時間に起きたり寝たり...。だから日本時間のまま過ごして、帰ったら日本だから大丈夫。。。壊滅的に年齢を感じた瞬間です。しかし、、、今朝の起床は4:30...。時差ボケは無いはずなのに朝早過ぎ。。。ダメだ。。。
たまたま見つけました。Pが邪魔ですがCAPPストリート👍
今回の旅は改めてスキー場のあり方を考えさせる旅になりました。アメリカの山は、目に見えたハード面での進化...。今宵日本のスキー場ではリフトの架け替えなどなかなか実現出来ません。それは半ば当たり前の事実です。何故ならばハードでの投資が可能な程「儲かってない」からです。特に福島における投資は非常にハードルが高いです。先日ニセコに行った時は外資系の投資が多く入ってきていますが、インバウンズが未だ未だ見込めない、かつそもそも福島の観光業に投資する外資系投資会社等いる訳がありません。それほど世界的に見てここ福島は厳しい状況なのです。

しかし、アルツor猫魔として次に進めるステップに踏み込む必要があります。投資実現可能なところでまでまずは経営を健全化する。そして投資→ハード面の更新→顧客への還元。この方程式が進めるために非常に難しく厳しい春夏が待っています。
と言えども、間も無くSURFの季節です。12月から3月のサーフ回数が初めてゼロだった今シーズン。それ程スノーボードにはまっていました。でも全ては4月から始まるサーフィンスタイルの向上の為...。だったと最初は思っていましたが「ミイラ取りがミイラになる」状態。完全にスノーボードの虜になってしまいました(笑)でももう雪も落ち着いてきたので、先日発売されたSufer's Journalの表紙のStay Lowを心掛けて海でも精進いたします。

CAP

2016年4月2日土曜日

標高2500mそこに雪はある…

こんにちはCAPです。街の気温20℃。半袖半ズボンビーサンの人が目立ちます。朝一は吐く息が白いのに、日中は初夏気分です。それでもタホ周辺で一番標高が高いMt Roseに行けばまだ雪はあります。
ベースの標高は8260ft=約2500mそこには雪がある!というキャッチフレーズのローカルスキー場Mt Rose。カジノの街リノから車で約30分の近さ。ノーススターよりもローカルだからチケット安いでしょーと鷹をくくっていましした。
しかし…6人乗りの最新鋭リフトが2基掛かり結局86$(*_*)木曜日はレディースデイで29$‼️まじかよ。その差何?髭面でレディースチケットを買える訳も無く泣く泣く高額を支払います。
ノーススターに増してのスーパー青空‼️
点在するダブルダイヤモンド…超上級者コース。こりゃ侮れない山です。これらのコースはゲート式になっており、スキー場からアクセス出来る8カ所のゲートからエントリーします。しかし…ご覧の荒れ模様。斜度40度のコブ斜面は遠慮させて頂きます。
バインディングを締めるとゼーハーゼーハー…。山頂は2900m。頭が少しぼーっとします。標高差400m(アルツの第4クワッドの1.5倍)ですが全体的に斜度は急。圧雪バーンも凄い勢いで落ちていく感覚があります。
CAPがわざわざアメリカに来て実践したかった事。それはStay LOWスタイルで急斜面を張り付くように滑れるか?と言う事でした。いま流行りのスタイルは中斜面ではイメージが湧きましたが、猫魔バーン並の斜面でも難なく張り付けれるのか?これ課題でした。
結論から言いますと問題なし‼️と言いたいのですが、なかなかテクニカルです。低い姿勢でカーブしながらもエッジを自由自在にずらす事をしないとスピードオーバーに。同時にエッジtoエッジは信じられない程急がないとこれまたスピードオーバーに…。神経を集中させるターンの連続。太もも爆発です。
眼下には猪苗代湖よりも大きいレイクタホ。春雪の中、何人かの見ず知らずのおじさんから「good carving!!」と叫ばれました(笑)異様に低い姿勢はここMt Roseでもみんなの記憶に残せる滑りだったはず。リフトからの痛いほどの視線有難うございました。

CAP