2015年7月21日火曜日

2015BB Recapその1

こんにちわCAPです。いよいよ会津地方も梅雨明け間近。すごい太陽が照りつけています。でも8月初旬のシーズンパス告知開始に向けて冬仕様全開で駆け抜けています。
今回は2015Bowl and Banksの記事を日本語訳して掲載してみます...。CAP的に意訳も入れて出来るだけ分かり易いように翻訳してみましたが、いかんせんちょっと難しい言い回しが多かったのでその部分は勘弁下さい...。まずはトランスワールドWEB版で公開されたAlex Yoder寄稿のテキストから。元ネタはこちら(オリジナル)

【Bowl and Banks, Fukushima, Japan 2015 Recap】
言い逃れするつもりはないが、我が芸術的なフィルムを取る為の場所。すなわちスキー場の”あのライン”に素早く戻る為には2人乗りの、のんびりと動くリフトを待つ長大な列に対して「スクール専用レーン」を使ってスネークしなくてはならない。そんな低速で動くリフトの上で驚いた事にここアルツでは馴染みがない”英語”が聞こえてきた。私の隣には16才の時にカナダから日本へ引っ越してきた女性が座っているではないか。彼女はもちろんプロでもインストラクターでもない、しかしながら彼女は日本におけるパウダーパラダイス(おそらく白馬??) から5時間も掛けて、ここアルツに来ている。なぜならば日本が誇るレジェンドライダーの一人”バブルス”がプロデゥースしたBowl & Banksを滑る為だ。

 「滑ればわかると思うけど、老若男女誰もが楽しるコースだよね!」ゲンテンスティックのスタッフの一人Domiはレゲエ音楽が響き渡るコース下部にて興奮して話をする。

もしあなたが初心者コースに降り立てば、コースを”普通に”滑ることができ。もしあなたが卓越したライダーなら、電光石火でコースを駆け抜け、大きいエアを繰り広げ、そしてコース脇のタイトな場所でスラッシュができる…。つまり滑り手はそれぞれのスタイルでそれぞれの楽しみ方を会得できる。ライダーのあるべき姿はどれだけ楽しむ事ができるか。これに尽きる。

ゲンテンスティックのライダーである岡田修(OM)はまさにサーファーだ。彼は北海道の凍てつく冬のスゥエルでもサーフィン、夏はバリでサーフトリップガイドを行っている。そんな彼がBowl and Banksのコースにドロップインをした時、まさに波を意識しているようだった。特徴的でかつ信じられない程低いヒールサイドボトムターンから繰り広げられるリッピングの様は文字通りコースを舐めるようにサーフしている。一方K2のライダーであるTim Eddyは異なったアプローチでこのコースの虜のようだ。「スケートボードでやりたかった事が全てここでは出来るんだよ!」Timがコース上にドロップすると、上部にある2つの壁をパンピングし加速させてフロントサイド側にある巨大なトランスファーを超えていき、その後はインバートを決める。

私はこのような全てのスタイルを融合できる場所を探すのは容易ではないと思う。私たちはサーフ、スケート、スノー、そして自然や音楽までをも融合し同じようインスピレーションを描く事ができる。つまり、このイベントはまさに全てをごちゃ混ぜにしたシームレスなイベントだった。バブルスがプロデゥースしたこのBowl and Banksといユニークなイベントは、まさに全てのライダーが色々な可能性を発見でき、全ての人がイキイキと輝けた素晴らしい時間だった。

うんうん。楽しいのはいいけどヨーダー。リフト待ちのスネークはいけませんよ(笑)続いてカメラマンであるRIPさんの寄稿して頂いた記事。元ネタはこちら(オリジナル)

【Surf-style snowboarding in Japan: Bowl and Banks 2015】

丸山”バブルス”隼人は2005年から、当時の「プールスケートボーディング」に触発されたユニークかつ斬新的な地形をハンドシェイプで作り続けてきた。彼は同時にスキー場からのリクエストでもある圧雪車を使った造成方法を見出し続きてきた。これを具現化した場所が白馬八方尾根。その名も”バンクス”。多くの人が想像する通り、この場所には至るところにバンクが存在し、スノーボードというよりはサーフからインスパイヤされた場所なんだろう。
このイベント「B&B」は…俗に言う「Dog town & Z-Boysスタイル」でありジャンプもハンドレイルも、もちろんBOXもない低く抑えたスノーボードが有する純粋なスタイルを演じるプールスケーティングとサーフスタイルの融合を演出したかったのだ。
サーフの本質は、マニューバーのスタイルであり、深いボトムターンから繰り広げられる攻撃的なトップターン。そしてトップターン時に上がる図太いスプレー。日本にけるスノーボード文化の成り行きはUSやヨーロッパと比べて異なる面を持つ。なぜならば日本の山々はさほど急斜面ではなく、日本人は我々欧米人に比べるとパワーが足りない。その変わりによりスピードを稼いだ後エッジから伝わる力を駆使しながら雪上にカーブを描く、山頂から山麓まで1本の綺麗かつ華麗なラインを描くことが目標の一つであり、”小手先”のトリックを散りばめる事は必要ではないのだ。
ご存知通りスノーボードはバインディングによって足元が固定されているから、スケードボードに比べて圧倒的に飛ぶ&着地が容易。だからこそ多くの人は”その事”に集中しがちだ。多くの欧米人はおそらく、その恩恵にあやかりつつ過去から(もちろん現在も)ジャンプトリックをメインに集中している。それもそのはず、日本のボウル文化を経験する事も正しく理解する機会もなかった。まさに彼らにとってこのようなラインの創造は静かすぎる動作なのかもしれない。しかしラインやマニューバーだけの世界というのは、とても「サーフスタイル」でもあり、非常にシンプルなものだ。このBBというイベントはこの様なシンプルスノーボーディングの新しい形を現しているのだろう。
イベントの3日前に記録したすべてを埋没させる大雪の影響で、USから招かれたプロライダーも協力しすべてを掘り起こす困難な作業を進めてきた。しかしイベント当日は予想だにしなかった晴天のもと、老若男女誰もが滑り倒し楽しめた事だろう。誰もが素敵な笑顔とともに

RIPさんの素敵な作品はインスタグラムからチェック→@ripzinger

そんなBBも2016仕様を考案中です。8月末には詳細をアップできると思います。

CAP