2014年1月25日土曜日

Mother Nature

こんにちわCAPです。

ご存知の方もそうでない方も私CAPは2000年~2002年の2シーズン、アメリカジャクソンホールにおりました。そこから続くお話をちょっと。。。
ワイオミング州のジャクソンホールは全米1やばい山として知られています。トラム(ロープウェイ)に飛び乗れば標高差1400m以上(アルツ磐梯のリゾートセンターから10ペア山頂までの3倍の標高差)を15分程で結びます。当時アメリカのトップデモであったマイキーフランコと何故かCAPは意気投合してその後日本に2回程雑誌の取材と称して呼びよせてトリップを行なっていました。 
ジャクソンとマイキーとの出逢いは間違いなく今のCAPのライディングスタイルに絶大な影響を及ぼしとたと同時にお互いバートンのLTR(初心者用の専用ボード)の開発に携わるなどして、いわゆる「商業的なスノーボード」の道を歩む事になりました。


しかし歴史は繰り返す?十数年経った今、、、お互い歳をとりました。。。商業的なスノーボードに対して反逆的(正しい言い方ではないですが)な感覚が芽生えマイキーはセルフシェイプブランドである「Franco Snowshapes」(サイトはこちら)を立ち上げています。そんなマイキーと昨日アメリカに帰る間際上野(渋い!)で会う事があったのでショートインタビューをしましたのでそのやり取りをちょっと記載します。。

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CAP:
何回目の日本だっけ?結構来てるよね??

Mikey:
KEI(=CAPの事です)と初めてトリップしてからもう数えられないけど、今回はジャクソンに住むクライアントと北海道トリップを慣行したよ。旭岳は素晴らしかった!

CAP:
最近Franco Snowshapesを立ち上げたけどそれはどうして?

Mikey:
3年前かな?gentemにニセコで出逢ってしまって考えて方が180°変わった気がする。それまでBURTON LTRボードの開発やBURTON LTRセンターをアメリカのみならず中国でも展開する事に時間を費やしていたけど、gentemに逢った瞬間「商業的なスノーボードの取組み」に凄い勢いで嫌気がさしてきたんだよね。

CAP:
BURTONとの長い付き合いはどうしたの?

Mikey:
うーん正直彼らはスノーボードのパイオニアであるけど結局商品を売る事が目的(注;営利目的なのは商業的には当たり前ですが、、)であって、スノーボードの神髄を伝えれる雰囲気が無いんだよね。スノーボードをする環境は大自然の中。その”自然”と調和出来るような雰囲気が全く感じられない。だから去年から一切の関係を絶ったんだよ。

CAP:
スノーボードの神髄とは??

Mikey:
ニセコで太朗さん(玉井太朗さん)とかの話を聞いたりすると、純粋に自然とコラボレートとしている。純粋に自然の中でスノーボードの素晴らしさを体言化する為の道具としてシェイプしていると感じたんだよね。これって本来皆に伝えなければいけない事じゃないかな?って思っているんだよ。

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昨日のゲンテンチームのロケハンで感じた事。。。ゲンテンファミリーの方々は純粋にその瞬間を仲間同士で楽しむ術を知っていて、例え雪質やコンディションがどうであろうとその気持ちは今与えられている環境(=自然)に感謝している雰囲気を受けました。商業的な観点から考えるとこのスノーボードインダストリー(業界)が大きくなる為には後手に廻る事も、歳を取った我々オジさんスノーボーダーにとっては実はとても重要な事だったりするな、、、とマイキーとつけ麺を食べながらヒシヒシと感じました。
Thanks for coming!

CAP